すきすき歌謡曲５

恵　とも子 A「ピンクの口紅」 B「なぜか教えて」 ★★	東芝 TP－１３４４	キューティーポップ界の金字塔。両面共にカバーポップス時代の雰囲気を踏襲した和製ポップス。ビートガール先駆者。
恵　とも子 A「大人の匂い」 B「花のおしゃべり」 ★★	東芝 TP－１３８１	ジャケも最高！A面は宮川泰作曲のキューティーポップス。B面は東海林修作曲のしっとりとした歌謡ポップス。
キューティーＱＡ「ファースト・ラヴ」Ｂ「青空に両手を」 ★★★	東芝ＴＰ－１０９２	A面は「キューティーガール」と並ぶガールポップの名曲。いずみたく作曲。B面はカバーで槇みちるらと競作。
牧　美佐緒Ａ「夜に残したい」 B「人魚のサンバ」 ★★	コロムビアＰ－１００４	これは家宝にしたい名盤。A面は和製R&Bでカッコイイ。B面は和製ボサノヴァ。エキセントリックな作品です。両曲ともに田辺信一作曲。牧は宝塚歌劇団在籍中だった。このグリーンエースシリーズは当時の宝塚スターがポップスを相次いでリリースしたもので、ゴーゴー風の盤もあり。
小滝　かおりＡ「あなたがいない」 B「夜霧のサンバ」 ★★★	CBSソニー SONA－86099	フェロモンポップの傑作。色気のあるジャケットも最高ですが、A面のミディアムテンポのロックがイカします。曲間に喘ぎ声を発生させ、脳天直撃。B面はボサノヴァくずれのまさに夜霧のサンバ。
川口　りゑＡ「夜なんていや」 B「涙よ涸れないで」 ★★★	ローヤル RQ－７０６	マイナーレーベルには隠れ名曲多しです。A面はド演歌。しかし、B面が魅力溢れるGSビート歌謡。ジャケのイメージとは違い、歌詞もキューティーポップス並み。
ちあき　なおみＡ「モアモアラヴ」 B「愛の荒野」 ★★	コロムビア SAS－１３９６	大物歌手のビートポップス。森岡賢一郎の高度なアレンジが曲全体のレベルをさらにアップさせています。ほんとに歌が上手い人ですねぇ。B面はTVドラマの主題歌。
ローザ　三宅Ａ「お友だちの恋人」 B「浦島太郎」 ★★★	ポリドール SDP－２０２９	日系ブラジル三世のローザ三宅、唯一のシングル盤は、一人GS界の貴重盤です。A面はブラジルのトップ男性歌手が作曲した軽快なGSサウンド。西郷輝彦の曲と競作なんでしょうか？B面は、バリグ航空のCMソングらしいですが、これも可愛い一曲。
ひろせ　のりこＡ「涙の中の　　　　　　　　　　赤いバラ」 B「朝がくる」 ★★★	ポリドール DR－１５６４	両面共に村井邦彦の繊細な曲です。ひろせのりこの慎ましやかな歌声が、一人GSの世界からアイドルポップスへの推移を表しているような1970年末の作品です。
江利　チエミＡ「口づけをかえして」 B「さよならは　　　　　　　　　　　　　一度でいいの」 ★★	キング BS－８９４	三人娘の美空ひばりもGS歌謡をリリースしたのだから、この方も当然出していました。両面ともに激しいグルーヴ歌謡。B面なんてご本人が作曲されています。２分少々の世界で全てを燃え尽きさせたような歌唱は圧巻です。
梢　みわＡ「花は眠れない」 B「黄金色の砂丘」 ★★	東芝 TP－２２４０	個人的に大好きな曲の一つ。A面はソフトなポップスで聴いていて本当に癒されます。何といっても声に魅力があります。B面はGS末期のようなサウンド。
響　かおるＡ「いとしのキャティリオン」 B「恋のアタック」 ★★★	クラウン PW－５５	A面はスイングビート歌謡。スクールメイツのコーラスを従えて、ニューステップ（キャティリオン）を取り入れたもの。B面はまさにGSポップス。響節はこの曲でも健在です。
葉月　香子Ａ「愛を信じて」 B「恋のガンマン」 ★★★★	テイチク SNー６６８	題名からして分かるように、カントリー＆ウエスタン的楽曲にGSを絡めたようなものです。
銀座　ノンコ「あなたに逢いたい」 ★★★	コロムビア PES－７２２７	地方委託制作盤。この歌手も全く知りませんが、妙なテンポの楽曲に合唱団のコーラスが絡みついて面白いです。ちなみにA面は真夜中のｷﾞﾀｰ・千賀かほるのご当地ソングでド演歌。
森　サカエＡ「花びらのブルース」 B「ヘイ！ミスター」 ★★	コロムビア SAS－９４８	くるみ兄弟作詞、曲なる傑作。 A面は心にしみるロッカバラードで、B面はメキシカンロック的な味わい。ベテラン歌手の貴重な一枚でございます。