すきすき 歌謡曲<60>

今回はまたまた男性歌手特集。青春歌謡、リズム歌謡、GS歌謡を紹介。

 

港 孝也

A「マリーナ」

B「恋のチューリップ」

★★

コロムビア

SASー985

ハチャメチャ暴走歌謡。 A面はGS歌謡。当時の万里れい子などの曲調。でも作曲は和田香苗。こんな曲も作るんだと、ビックリ。B面は、もう昇天しまくり。パッショングループ(情熱あつい彼のためにうまれたグループか?)が曲中で「キャーキャー」言いまくる。幻の名盤開放などでも有名。
滝 まさる

A「君は僕のもの」

B「星のペンダント」

★★★

ビクター

SV−718

東芝の中ワタルと並ぶ男性一人GS重要ビートボーイ。A面はザ・リガニーズ「海は恋してる」系統のポップス。鈴木邦彦作品なので、木下節子の「やさしく抱きしめて」にも通ずるところがある。B面が、完全GSしている。
中山 明

A「恋するふたり」

B「太陽だって
恋してる」

★★★

コロムビア

SAS−1144

これから数枚は太陽を題材とした太陽ソングが続きます。 船村徹作曲の珍しいビート歌謡。B面はジェンカスタイル。この方もビート系のポップスをたくさん出しています。
梶 光夫

A「太陽をつかもう」

B「サン・サン・サン」

★★

コロムビア

P−17

いずみたく作曲。リズムはいいのだが、歌謡曲というよりは、学校で歌う唱歌のような感じ。歌うことでバイタリティを開発しようというアクトレコードとして発売。 ほかにシャデラックスなども同様のレコードを出しています。
有田 弘二

A「燃える太陽に
キッスを」

B「雨のダスターコート」

★★★

コロムビア

SASー977

ブルービーツがバックを務め、キッスガールズなる女性コーラスの黄色い声援を浴びながら、ノリノリで太陽ソングを披露。市川昭介作曲。一転してB面は暗いムード歌謡。
長谷 洋

A「太陽に体当り」

B「君が好きさ」

★★★

テイチク

SN−430

B面のアイビー歌謡より、やはりA面の太陽ソング。体当りっていうタイトルもスゴイ。山倉たかし編曲のサーフ歌謡。
浜田 光夫

A「窓を開けよう」

B「こころ幼い君だから」

★★

東芝

TP−1646

A面がソフトロックの名曲。山内賢の「君の住む島」にも感じが似ている。中村八大作曲。
山内 賢

A「シャロンの港」

B「君の住む島」

★★

東芝

TP−1634

A面は狂おしく熱唱する一人GS歌謡。川口真作品。B面はご自身で作曲された湘南サウンド系統のさわやかポップス。
北原 謙二

A「さすらいの口笛」

B「愛の浜辺」

★★

コロムビア

SAS−1085

A面はウエスタン歌謡。 加奈まゆみ「さすらいのジョニー」とは趣は違うが、同じ世界だ。B面は前田美波里「ふたりの浜辺」の男性版のような感じがする「愛の浜辺」。コーラスには牧秀夫とロスフラミンゴスがついています。
島 和彦

A「もう泣かないで」

B「夜のひとりごと」

★★

コロムビア

SAS−1293

端正なマスクに甘い歌声でムード歌謡を続々リリースした島和彦。A面はトリオポアンを従え、ポップスに挑戦。ちなみに沢和代「一人になりたい」とジャケの文字デザインが一緒。
愛田 健二

A「星空の君」

B「君だけなんだよ」

★★

ポリドール

SDR−1357

「京都の夜」がヒットした甘い声の愛田健二。両面ともにポップス演歌志向であるが、B面の「君だけなんだよ」はビート色が強い。
叶 修二
ジ・アイドルス

A「抱きしめて
抱きしめて」

B「いつまでも
愛していたい」

★★★★

ポリドール

SDR−1360

実際にGSがバックを務めているから、レコード価格も高騰。情念をむき出しに歌唱。曲調などは、やや暗めの印象がある。
ザ・ジェット・ブラザーズ

A「愛の祈り」

B「君はどこへ」

★★

東芝
(エクスプレス)

EP−1003

これはデュオですが、GSと言われています。 伴奏はザ・ファイターズというグループが務めています。A面は鈴木邦彦作曲で、曲調が木下節子「オータムノクターン」にそっくり。B面はガレージロック。
川原 有二

A「あなたという人に」

B「愛にふるえて」

★★

コロムビア

SAS−1476

A面は市川昭介作曲。ビート演歌。どことなく爽やかで、ポップスとしても、十分である。
中山 丈二

A「星の舞踏会」

B「夕陽の海」

★★

クラウン

CW−620

高田みづえ「秋冬」という曲の作詞家。 A面がカレッジポップスの名曲ではあるが、アレンジが素晴らしく、洋楽志向の出来栄え。同じクラウンの「そのだまさひこ」もリリースするが、こちらはアレンジがひたすら暗い。

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