すきすき 歌謡曲<53>

 

 

佐々木 愛

A「雪国の女ごころ」

B「もう一度だけ
逢いたい」

★★

ミノルフォン

KAー178

劇団文化座の代表であった新劇女優の重鎮、鈴木光枝の愛娘。

清純な女優らしく、丁寧に歌唱している。B面が叙情的ビート歌謡。しかし、やや演歌志向。

水木 亜沙

A「ときめきのブルース」

B「しかたないわ」

★★

ビクター

SV−891

フェロモン歌謡の珍盤。独特のフレーズと太い声が魅力。B面は少しビートしている。
紫倉 万哩子

A「青い貝殻」

B「夜が消えてゆく」

★★

キング

BS−587

A面はスローテンポなGS歌謡。なかなかの逸品。「私の幸福はどこへ」で有名な歌手。現在はシャンソンを歌っておられます。
和泉 雅子

A「恋の口笛」

B「でもでも・・・」

★★

東芝

TP−2188

フランスギャルが好きな人は、おそらくOKサインを出してくれるだろう。 私は和泉雅子の楽曲はフレンチポップスの傾向があると勝手に解釈している。いずみたく作曲、渋谷毅編曲のガールポップ。B面も良い。
小野 階子

A「別れの美学」

B「ためらい」

★★★

ビクター
(MCA)

Eー1027

作曲家の鈴木邦彦夫人。ソフトロック路線。B面はビート歌謡。
賀川 雪絵

A「一年は裏切りの
季節」

B「新宿の夜は
濡れている」

★★★

コロムビア

P−145

東映のズベ公系の映画に出演し、肌を露出していた女優。 個人的には、藤堂新二が主役を務めた特撮「実写版スパイダーマン」のアマゾネス役が記憶に残るが・・。フェロモン歌謡の貴重盤として、重宝されている1枚。
小畑 ミキ

A「愛の栞」

B「雨はいじわる」

★★★

テイチク

US-606-J

小畑ミキのラストシングル。 もう一人GSではなく、歌謡曲になってしまってますが、ロリータヴォイスは健在。この盤が一番市場に出にくいアイテム。しかし、既にCD化されてますので、音源は簡単に入手できます。
響 かおる

A「さよならジュン」

B「悪い子になりたい」

★★★

クラウン

PW−73

クラウンの最重要ビートガールでありながら、響かおるの全曲がCD化されていないのは、残念です。 1969年10月発売ということで、ノリノリのビートポップスというわけではなく、歌謡曲寄りの作品となっています。
キム 玉花

A「センチメンタル
ギター」

B「ダーリンアイ
ラブユー」

★★★

ミノルフォン
(ハーベスト)

YA−19

おしゃれなタイトルに上品に歌い込んでいるムードポップス。 ハーベストから「金玉花」名義でデビューしたが、表記に問題があったか、このシングルよりカタカナ表記に・・。
前川 陽子

A「暗い夕陽」

B「湖の二人」

★★★★

ビクター

SV−692

「ひょっこりひょうたん島」「キューティーハニー」「魔女っ子メグちゃん」などの主題歌で誰もが知っている前川陽子さん。 実は、ノリノリのGS歌謡をリリースしていました。A面はCD化済みですが、B面も哀愁帯びた正統派GS歌謡。声も良い。
紫 し乃

A「サンパウロブルース」

B「静かな雨」

★★★

コロムビア

SAS−1134

この方は、前にも紹介しましたが、よくわかりません。宝塚歌劇団出身らしいのですが、当時の芸名もわかりません。曲はジャズ歌謡。しんみり歌っています。
山本 リンダ

A「フリフリ・5」

B「たそがれの渚」

★★

ミノルフォン

KA−218

A面はヴァイオレッツを従え、軽いダンスナンバーを・・。B面はキューティーポップス。
桃川 奈子

A「なみだ人形」

B「水のない海」

★★★

キング

BS−1094

B面のマカロニウエスタン的な歌謡曲は秀逸。A面は涙を隠して人形のように生きているが、B面では、恋を求めて砂漠のように枯れた自分に涙を下さいという対極的な内容で面白い。
ゴールデンハーフ

A「黄色いサクランボ」

B「恋人がほしいの」

東芝

TP−2318

私はゴールデンハーフの登場が、日本のガールポップスの歴史に大きく影響を与えた一因だと考える。 つまり、一人GSの世界から逸脱をしてしまうのだ。A面はスリーキャッツの名曲をカバー。B面がビートポップスで、映画「野良猫ロック・セックスハンター」で歌唱する姿を拝める。
大和 京子

A「予感」

B「あなたが気になる」

★★★

東芝
(リバティー)

LP−1209

珍盤。B面のなんとも言い難いポップスも最高ですが、A面が癖になる、ささやき歌謡。

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